第三部 第十五章 悪口の止め方

何はともあれ汚い言葉を口に出してはいけません。それには、考え・心を綺麗にしておくことです。心の辞書から汚い言葉を破り捨ててください。そして、暖かい思いやりの言葉や楽しく嬉しくなる言葉を書き加えます。

悪口を言うことを避けるには、まず人々の短所を細かく追及しないことです。反対に人々の長所を探して、相手を褒めることです。当人の前で直接褒めて元気づけましょう。どうしても、欠点を知ってもらいときは、できるだけ一対一で行いましょう。まず先に努力と長所を褒めます。それから、改善点について気が付かないか質問してみてください。質問の回答が的を得ていれば、良く気が付いたねと褒めてから、次からきっと良くなるよと励まして終わりにします。期待した回答が得られないときは、別のこういうやり方だともっと良くなるだろうと提案してください。決して汚い言葉や強い声で欠点を指摘たり失敗を非難してはいけません。

話題の当人がいないところで悪口を言うことは陰口です、これも慎みましょう。その替わりに第三者に話題の当人の長所を褒めて説明しましょう。他の人のよい話を聞くことは楽しいですね。第三者は、あなたと話題の当人がどちらも良い人であるに違いないと感じ、そのことを他の人に伝えます。巡り巡って話題の当人にあなたが褒めていたことが伝わります。話題の当人はきっとあなたに感謝しあなたのことを信用してくれます。さらに巡り巡ってあなたとところにも、話題の当人があなたに感謝していたと伝わります。さらに、第三者はあなたが人を褒める良い人だと知り、あなたに褒めてもらいたくなりますから、あなたに親切にしてくれるようになります。そうするとあなたはこの第三者を褒めることができます。そうして、お互いに褒め会うことで世の中に喜びが溢れていきます。

仮に汚い言葉を言ってしまったらすぐ謝りましょう。他人の悪口や陰口を言った場合は直接その相手に謝罪しましょう。

あなたの立場が社会的に上になればなるほど、社会に対して謝罪する必要が出てきます。償いは、早く丁寧に真心を込めていたしましょう。

もし汚い言葉や他人の悪口が聞こえてきたら、聞こえないフリをして構いません。興味が無い、聞きたくないという無関心のポーズをしてください。耳をふさぐポーズも良いでしょう。手のひらを立てて相手に見せるポーズも良いでしょう。嵐が通り過ぎるのを待ってから、にっこり微笑んで、楽しく嬉しくなることをお話ください。悪口を言った相手を追求してはいけません。そういう人でも時々は人を褒めたり自分の楽しかったことをお話しています。楽しい話の続きを聞いてみたりしては如何でしょうか。

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(更新日: 2017年03月23日)
幸せ研究室