1. 母音[oʊ]([ou]) | 英語の発音 メモ |
[oʊ]([ou]) 半開-円唇-後舌-強弱母音
口唇を普通の大きさの丸い形に丸めます。 上下の口の開きは、半開です。 舌全体が喉の奥へ少し後退します。舌の後ろの喉の方が自然と盛り上がります。舌先は、下前歯の裏から離れます。 音は強いです。 強い[o]の音の直後に、弱い[ʊ]の音を続けます。ですから、口唇の円形は、小さくなります。 強から弱になる長い音です。
(厳密には二重母音と言えますが、すぐ隣の母音への変化のため単母音としていると思われます。)
日本語の「オゥ」で、「オ」を強く「ゥ」を弱く、舌全体を喉の奥へ少し後退させて発音すると、近い音になります。 日本人には、「オゥ」に聞こえます。
(JenniferESL では、[ou]ではなく[oʊ]と書きます。 理由は、前部を強く後部を弱く発音するので、強音の[u]ではなく、弱音の[ʊ]が好ましいからです。 日本の英和辞書には[ou]が一般的に使われるため、併記してあります。)
《米》[oʊ], 《英》[əʊ]
米国英語の[oʊ]は、日本人の耳には強く「オウ」と聞こえ、 英国英語の[əʊ]は、日本人の耳には弱く「アウ」と聞こえるため、 日本人は、聞き取りで混乱が生じます。 ということで、ここは、発音問題に成る可能性があります。
英国英語の「アウ」に慣れたカタカナ耳の日本人が、 米国英語の「オウ」(綴り-ew-, -o-, -oa-, -oe-, -ou-, -ow-)を聞きいて、 間違えるとしたら[ɔ](日本人には「オー」に聞こえる)の音で、 綴りなら(-a-, -ar-, -au-, -aw-, -o-, -oa-, -ou-)です。
米国英語の「オウ」に慣れたカタカナ耳の日本人が、 英国英語の「アウ」(綴り-ew-, -o-, -oa-, -oe-, -ou-, -ow-)を聞きいて、 間違えるとしたら、単語"our"、二重母音の[aʊ]の 単語で、綴りなら(-ou-, -ow-)です。
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