第二部 第一章 三学

三学は八正道の入門編です。お寺で修行を開始するときにまず習うことです。

(1)戒律、罪(殺生、邪淫、偸盗、妄語、飲酒)を犯さない
(2)常に心を落ち着かせて穏やかな心持ちでいる
(3)智慧つまり真理である四諦、三法印を理解する

私の解釈

戒とは、戒律のことで、十悪の殺生、邪淫、偸盗、妄語ともうひとつ、飲酒の罪を犯さないことを求められています。

妄語は、嘘のことです。が、二枚舌、悪口、無駄口も含めた方が好ましいと思います。

お寺で修行をする最中は飲酒の戒、つまり禁酒をお守りください。今の日本国では、禁酒を守ることが難しい人は多いと思います。私は、日常生活では酒を飲みませんが、宴があれば酒を少々口にします。せめて節度ある飲酒で、心の安定を損なわないようにしてください。

定とは、八正道の正定のことで、常に心を落ち着かせて穏やかな心持ちでいることです。

慧とは、智慧のことで仏教用語です。これは、真理のことを意味しており、四諦、三法印に代表される仏陀の教えを理解すること、八正道の正見のことです。

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(更新日: 2017年03月23日)
幸せ研究室