第三部 第十四章 無駄口の止め方

頭回転の早い人ほど無駄口が多くなります。あなたの優れた頭脳をちょっと使って、話し始める前にその話が必要か考えてから話しましょう。もっと話したい、まだ話し足りないという欲望に取り付かれてはいけません。話している途中でも相手の様子から自分の話が必要かどうかチェックしましょう。

講演会やセミナーでは、事前に話す内容を作文して朗読の練習をすることが、時間内によいお話をするコツです。

あなたが相手の無駄口に付き合わされることもあり得ます。とくにあなたが優しい聴き上手であればあるほど、頼りにされ話かけられます。相手はもっと話したい、まだ話し足りないという欲望に取り付かれていますので、無下に断ると怒りや憎しみを買います。

手のひらを相手に立てて見せて、ストップの意思表示をしてから、他に用事があるとか、疲れたので休憩したいという理由を優しく丁寧に説明しましょう。

話に入る前にお互いに時間を切っておくことも有効です。たとえば、今は仕事の途中なので五分間だけにしましょう、と時間を決めてから話を聞き始めます。時間を切ることで、相手も要点や重要なことだけを話してくれるようになります。

家庭や職場であれば、おしゃべりの時間としての休憩時間をあらかじめ決めておくことも効果がありそうです。

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(更新日: 2017年03月23日)
幸せ研究室