第二部 第三章 布施

布施とは、親切や寄付のことで、八正道の正命にあたり、全部で三種類あります。

(1)無財施お金のかからない施し
(2)財施金品の施し
(3)法施仏法を説き広める施し

誠の布施とは、布施をした自分、布施したもの、布施した相手を忘れること。つまり、執着から離れること。 また最高の布施として、大善のために命を捧げることがあり、捨身行といいます。

私の解釈

無財施は、お金のかからない施しです。これはについては、無財七施として第一部で説明しました。

財施は、金品の施しです。お寺へのお布施だけが財施ではありません。助け合いの募金、バザーそして税金までを財施として考えてよいでしょう。

そうなると税金の行方が気になってきます。私の意見が反映された使い方がされるといいなと思いますが欲なのかも知れません。今は、民主主義の世の中、多数決で物事が決まります。つまり税金はできるだけ多くの人の役に立つよう多数決で使い道が決まります。民主主義の原理である多数決は、「一人でも多くの人が幸福になることが善」の教えに適うのですね。一部の人の特権のためでなく正しく公平に民主主義が実施されるよう願うばかりです。

法施は、仏法、仏陀の教え、八正道などを説き広める施しです。

誠の布施とは、一切の見返りを求めないギブ・アンド・キブの精神です。私はまだまだその境地に到達できそうもありませんが、いろいろ失敗して損をしたときは布施をした気分になろうかなと思います。

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(更新日: 2017年03月23日)
幸せ研究室