仏教とキリスト教では成立した年代・地域・文化が異なるため、仏教の愛とキリスト教の愛では、言葉の意味の範囲に大きく違いがあります。
仏教は、愛という言葉をもっぱら欲にからんだ狭い意味で使用しています。例は、渇愛、欲しい欲しいと際限なく欲張ること、です。
キリスト教は、愛という言葉を博愛の意味で利用しています。キリスト教の愛は仏教の四無量心に対応すると考えてもよいかも知れません。
どちらの宗教も人々をより良き方向に導くことを目的としております。教えの正邪を論争しても意味がありません。