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以下は、動画によるJenniferの説明の概要です。

JenniferESL Lesson 4a - L - English Pronunciation

まず、舌先を前歯の裏上側にしっかり付けます。次に息を舌の両側の隙間から吐きます。空気の流れを感じたら、この舌の位置が開始位置です。

[t][d]と[l]の違いは、 [t][d]は、息の流れを完全に止めてから舌先で破裂音を出しますが、 [l]は息の流れを止めません、舌の両側から息が出るからです。

口唇は、唇に力をいれず軽く開いた形、あるいは、優しく丸い形です、強くすぼめてはいけません。

[l]は有声の子音ですのでこの舌の位置と口唇の形で喉から音を出します。

単語の先頭が[l]の音で始まる場合、 [l]の音は、次の母音に滑らかに変わります。 舌は前歯の裏上側からはずれ、下へ下がります。

love lamp live like lunch let look leaf leg lemmon life late left low laugh line long loose

love lemoms, the left lane, like to laugh, a late lunch, lots of light, lots of leaves,

look at the lamp, the line on the left, long legs, a loud laugh, lost in life, a light lunch

JenniferESL Lesson 4b - L - English Pronunciation

単語の中間に[l]の音がある場合
alive [母音 + l + 母音] の形です。下を上前歯の裏にしっかりと付けて離してください

alive palace ballon samllest calling yellow tallest falling belong olive polite below ceiling valley pillow feeling chilly hello

old [母音 +l + 子音] の形です。下を上前歯の裏にしっかりと付けて[l]を発音しますがそのまま舌をつけて次の子音を発音します。[d]の場合最終的に下は歯から離れます。

mailman dolphin healthy always railway hallway welcome bald belt felt wild milk help helper golfer wolf oldest bold cold folded field

JenniferESL Lesson 4b (continued) - L - English Pronunciation

black, [子音 + l + 母音]の形です。前の子音[b]が有声音なので、下をしっかり歯の裏につけて喉を震わせ息を出して[l]の音をしっかり出しましょう。(日本語式のブゥラックではありません)

blow blew blue glow glass glue

plane, [pl] [無声子音 + l + 母音]形です。前の子音[p]が無声音なので、下をしっかり歯の裏につけますが、喉を震わせないで息を出して[l]の音を空振りした感じにして、次の母音に入ります([l]は無声音的に始まり滑らかに次の母音になります)。(日本語式のブゥレインではありません)

plan plane plant plum please split

claen [kl] [無声子音 + l + 母音]の形です。前の子音[k]が無声音なので、下をしっかり歯の裏につけますが、喉を震わせないで息を出して[l]の音を空振りした感じにして、次の母音に入ります([l]は無声音的に始まり滑らかに次の母音になります)。(日本語式のクゥリーンではありません)

class cloth clothes clothing clean

[fl] [無声子音 + l + 母音] この場合[l]は無声音的に始まり滑らかに次の母音になります。

flag flip flower

[sl] [無声子音 + l + 母音] この場合[l]は無声音的に始まり滑らかに次の母音になります。

sleep slip sloppy

日本人の場合、「あいうえお」に慣れているので、最初のうちは、子音だけを連続して発音することができないし、子音だけの連続も聞き取れません。日本人の癖は「子音+母音の交互のパターン」または「連続する母音」で聞き取りしたり発音します。私のように昔々に学校英語をいい加減に勉強(英語にカタカナを振っていた)した50歳を過ぎた人にはさらに難しいでしょう。この日本語の癖を意識して直す必要があります。日本語と英語は発音がまったく違うのでカタカナで書いてはいけないことを前提にしておくと私のような理屈好きな人はスッキリします。

何度も何度も納得がいくまで聞き取りをしましょう (dictatin tool が便利です)。 また発音練習は、無声子音だけの変化(上記の[pl][kl][fl][sl])や有声子音の変化(上記の[bl])を徹底練習すると良いと思います。

JenniferESL Lesson 4c - L - English Pronunciation

単語が[l]で終わる場合です。

このとき、舌は前歯の上裏にくっつけたままにして終わります。離してはいけません。[l]は有声の子音ですのでこの舌の位置とやや丸い唇の形で喉から音を出します。このとき舌の後ろの喉側は緊張しています。(日本語のルは母音ウで終わるので[l]とまったく違います)

call

次の例 middleは、音節が二つ mi と ddle です。前に強アクセントがあります。最後の e は発音しませんので[l]で終わります。とくに注目することがあります。はっきりと発音するためには、ddle で、舌を前歯の上裏にくっつけたまま(ドゥルドゥルと細かく振動させるように)にします。もし、舌をすばやく下げたり上げたりすると、はっきりと発音できず、うまく聞き取ってもらえません。

middle

単語例です。この例で最後の[l]に強調(ストレス)が来ることはありません。

pencil final carful beautiful helpful towel oval

circle triangle table little middle purple puzzle pickle

次の例は単語の最後に強調(ストレス)が来ます。[l]の前の母音別にまとめてあります。

fall Paul tall wall

fail pale tail whale

feel peel teal wheel

file pile tile while

fool pool tool wool

will も[l]で終わります。短縮形で練習しましょう。

I'll, you'll, he'll, she'll, it'll, we'll, they'll,

[注意] 文字 "l" が発音されないときがあります。

talk walk could should would

egg yolk, polka dots

以下は、動画によるRachelの説明の概要です。

English: How to Pronounce L consonant: American Accent, Rachel's English

"L"は、とくに難しいです。母国語にこの音がない人(日本人)には。 二つの発音方法があることも難しい理由です。 "light L"(明るいL)と "dark L"(暗いL)です。

しかし、国際発音記号(IPA)では、この音を示す一つの記号しかありません。 "light L"(明るいL)と "dark L"(暗いL)のどちらにも使われるのです。 "light L"(明るいL)とは、もし、"L"が、音節で母音あるいは 二重母音(diphthong)の前にあるときです 反対にもし、"L"が、母音あるいは二重母音(diphthong)の後に来るなら、それは、"dark L"(暗いL)です。

最初に、"light L"(明るいL)です。この音を出すには、舌の先端を上に伸ばして、[ll]、[ll]、口の中の天井のちょうど前歯の裏に触ります、[ll]、[ll]、声帯(vocal cords)は響かせます。

私が気付いたことですが、自分の話し方を、スローモーションで研究してみると、時々、私はこの音を出す時に、舌の先端を上下前歯の間に通しています、[ll]、[ll]、この舌の位置は、[θ]、[θ]、"th"の舌と同様なのです。([訳注] ただし、動画で確認できますが、[l]の場合歯に通すのは、舌先のみであり舌の形は尖っていて前歯の二本程度で挟みます、"th"の舌は平たく前歯のほぼ全体で挟みます。)

両方の舌の位置が使え、[ll]、口の中の天井にタッチしていて、[ll]、上下前歯の間に通して、"th"の舌と同様です。両方共同じ音です。([訳注] 結局のところ、音、つまり息の流れは、舌の両側(それも前方)から出ていきます。舌先は歯の裏に付ける、または歯で挟むので舌先から音は出ないのです。舌を細める必要はなさそうですが、舌の両脇から息を流すことは、日本語のラ行とは違う動きのため、何度も練習が必要です。)

以上が、"light L"(明るいL)です。

今度は、"dark L"(暗いL)です。"dark L"(暗いL)は、母音あるいは 二重母音(diphthong)の後に来る"L"です。

例えば、単語"real"。"dark L"(暗いL)は、二つの部分があります。最初は母音類似の音で、IPAでは表記できません、しかし、確かにそこにあるのです。そして二番目は単純に"light L"(明るいL)と同じ配置です。では、例題の単語"real"に戻りましょう。これを発音するのです。

国際発音記号(IPA)では、これは、三つのシンボルで書かれます:[ɹɪl]。でも、私がこの単語をゆっくり発音すると、実際には、4個の音になるのです。[ɪ]と[l]の間に一つ音があるのです。[ɹɹɹɹ][ɪɪɪɪ][aaaa][llll]。この音だったのです。この母音類似の音は、[l]の前に来るのですが、国際発音記号(IPA)では表されないのです。

以上のように、"dark L"(暗いL)は、二つの部分からなり、この母音類似の音とそれに続く[l]です。

この母音類似の音とは何でしょうか。これは、"pull"に出てくる"uh"ととても良く似ています。そこでは、舌の先端は少しばかり引き戻され、どこにも触れていません。舌は中間部にかけて幾分か盛り上げられてます、さらに唇は少しばかり丸みを帯びています、もちろん[l]の音を出すために舌先を上に動かす前ですよ。([訳注] この母音類似の音は、[ɪ]から[l]へ口と舌が移行する時にも、息を出し続けるために出る音である、決して日本語の三音「リ・ア・ル」の「ア」ではない)

では、もしこんな単語"real"あるいは"pool"を発音するとき、母音のために舌の先端が前進します、"real"、後退します、"ri-"、"uh"、"ul"、"dark L"(暗いL)を出すためですよ。それを音にだしてみましょう。"reel"、"reel"、これは正しい音ではありません。

さらに、単語"pool"に着目してみます。"oo"は、"boo"の中の母音で、舌先を前進します。"pooooool"。それから、舌を少しばかり引き戻さなければなりません。先端はどこにも触れません、ただし[l]音を出すために先端上に動かす前までです。"pooooool"。

以上、"light L"(明るいL)は、一つの音[l]、"dark L"(暗いL)は、二つの音[ul]。最初に"pull"の中にあるような、"uh"のような音がありそれから[l]の音です。

"light L"(明るいL)では、[ll]、その音は、まさに舌の先端を持ち上げてやる、あるいは上下歯の間を通すのです。それで、その音声は、たいへん遠い前方に感じます。

"dark L"(暗いL)では、舌の中間部が少しばかり持ち上げられ、そこで母音のような音になります。それで、舌の中間部が働いている瞬間には、[ul]、[ul]、音声は、口の中間にて感じられるのです、ここは、"light L"(明るいL)よりずっと後ろです。

([訳注] 動画時刻 4:30 4枚の正面からの写真) これは、四つの異なる写真です。"L"音の口の配置です。左から最初の二つに見て取れるのは、舌が上下歯の間を通って挟まれていることです。

No.1 は、単語"last"の[l]で、No.2は、単語"flew"です。([訳注] No.1と No.2は、"light L"(明るいL)の例)

No.3では、舌は上下歯の間を通っていません。これは、単語"flight"の例です。この単語では、舌先は、口の中の天井に触れていて、さらに上下歯は閉じていますが、[aɪ]の音が始まる時には開きます、まるで"buy"の二重母音(diphthong)とそっくりです。([訳注] No.3は、"light L"(明るいL)の例)

そして、No.4ですが、単語"fall"の[l]の位置を見られます。この例では、[l]は音節(syllable)の最後に来ますから、これは"dark L"(暗いL)です。このため、この母音類似の音が、[l]の前に来るのです。口の形が特徴的で、唇は少しばかり寄せられていますから、"uh"の音が出てきます、この音は"dark L"(暗いL)の一部です。

([訳注] 動画時刻 5:22 二枚の横顔の写真) ここで、左側には休憩中の口の写真が見られます。これに比較できるように、右側に"light L"(明るいL)の写真が見られます。

ここに、口の構造のいくつかを書き込んでみます。([訳注] 青く囲んだ部分で)見て取れるのは、この音では、口蓋帆([訳注]こうがいはん:口の中の天井の喉奥の方)が持ち上がっている様子です。

([訳注] 動画時刻 5:39 4枚の正面からの写真) ご承知のように、これらの正面からの写真では、舌は時々ですが上下歯の間を通って挟まれています、でもいつでもではありません。

([訳注] 動画時刻 5:45 二枚の横顔の写真) ここでは、この写真は舌が上下歯の間を通っていないことを示しています、しかしながら、舌が口の中の天井、ちょうど歯との境目のところ、に触れているのです。舌先は、ここまで届くように上に伸びているのです。([訳注] 写真に斜め左上向き青い矢印あり)

([訳注] 動画時刻 5:56 4枚の正面からの写真) しかし、これらの正面の写真の幾つかで、見て取れるのは、舌が上下歯の間を通っていることです。

([訳注] 動画時刻 6:02 二枚の横顔の写真) それらについては、舌は前進していて、上前歯の底部のピッタリ下に触れています、写真に舌の様子を書き込みました。これで、両方の舌の位置が判るはずです。

([訳注] 動画時刻 6:14 別の二枚の横顔の写真) ここから、別の比較をしてみます。休憩中の口との比較ではなくて、この写真で比較するのは、"dark L"(暗いL)の両方の部分です。左側では、母音類似の音が見て取れます、[l]の前に来るヤツです、右側では、[l]を見て取れます。母音類似の音では、舌は盛り上げられて、多少持ち上がっています([訳注] 左側の写真に上向きの青い矢印あり)、同時に唇は少しばかり丸くなっています。"dark L"(暗いL)の後半では、[l]の音なんですが、舌は前進しています([訳注] 右側の写真に斜め左上向き青い矢印あり)。事実、この母音類似の音が発生して、さらに舌が前進しながら、最終的な"dark L"(暗いL)の配置に至ります。

([訳注] 動画時刻 6:49 動画に戻る) "light L"(明るいL)の単語例:"lap", "fly", "relief"

"dark L"(暗いL)の単語例:"fill", "tool", "cuddle"

例文:"Last fall we got a good deal on last minute flights when we flew to California"

今、この文で、見て取れるのは、クローズアップ撮影したスローモーションです。真っ直ぐと角度をつけての両方です。それで、実際に研究できるのが、口の動作であり、そのとき音がでている様子です。

([訳注] 動画時刻 7:23 口のクローズアップ) 最初の単語、"Last"、[l]で始まります。歯の間に舌を通してます。

"fall"、2番目の単語、"dark L"(暗いL)で終わります。下唇は持ち上がり、[f]音を作ります。"aw"音、単語"law"にある音、が来て、さらに、"dark L"(暗いL)です。唇の形に注意して下さい。さらに、舌は上に行き、口の天井に付きます、こうして、[l]の音が完成します。

"we got"では、舌は上に来て叩くことで、[t]の音を作ります。

"a good deal"は、"dark L"(暗いL)で終わります。見て取れるのは、舌がそこまで上がることです。

"on last minute flights"、ここで見て取れるのは、舌が上がり歯まで来て、さらに、下がります、"ai"音、これは単語"buy"にある二重母音(diphthong)のことです、が出ます。

"when we flew to"、今ここでは、舌を見られないのです、理由は、次の音が"oo"、これは単語"boo"にある音のことです、だからです、さらに唇がとても強く丸め絞られている様子が見られます。

"California"、私は舌を上下歯の間に通して、この[l]を発音しています、下唇は持ち上がって来て、[f]と"-ornia"の音を作ります。舌は持ち上がってきて、[n]音を作りさらに引き下げられる。

([訳注] 動画時刻 8:58 口のクローズアップ) では、今から、角度をつけて。"Last fall"、唇は持ち上がって、[f]音を作ります。

"aw"音、単語"law"に含まれる音、さらに、"dark L"(暗いL)、舌が持ち上がるのを観察してください、そして"dark L"(暗いL)が完成します。

舌先が上がり叩くことで、[t]音ができます。"a good deal"、もう一つの"dark L"(暗いL)、見て取れるのは、舌が持ち上がり、ここで[l]音の最後が完成します。

"on last minute flights"、見て取れるのは、歯の裏から舌が素早く下がる様子です。

"when we flew"、再び、この単語に[l]音があります、でも、それを観察することはできません、その理由は、唇がとても強くすぼめられて、"oo"音、単語"boo"の音です、これが出ているからです。

"to Cal-"では、舌は、[l]音を出します、"California"、舌は持ち上がり、この時、単語"California"の[n]音を出します。

([訳注] 動画時刻 10:40 動画に戻る) 以上です。「Rachelの英語」を参考にしていただいて、どうもありがとうございます。

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