第三部 第二十八章 若い人へ

今(2014年)の日本の若い人、若者は、昔の若者(1945-1990)よりずっと大人。

そんな日本の若い人に、敢えて言ってみようかと思うこと。 要するにお節介。

努力と忍耐を楽しむように

昔から、人生の成功者、幸せを掴んだ人は、努力と忍耐を楽しんだ人でした。 偉人伝を読んで尊敬できる人を探そう。

今ここにある幸せを目一杯楽しもう

幸せは探し求めるものではなく、今、心に幸せの花が咲いていることを感じること。 幸せ上手になれば小さな幸せも大きく感じられます。

手に職をつける

あなたの生活の糧、収入を得られるように、手に職をつけましょう。 何か一つの分野は、専門家レベルを極めることが幸せとなります。

今の日本では、仕事内容によって賃金が決まります。 いい仕事に就くには、高い能力を求められます。 努力と忍耐を楽しむことです。

給料だけで暮らす

自分の収入だけで暮らしましょう。経済的に幸せになる最初の一歩はこれだけです。 財産があり、利子や配当があるならソレをどう使おうとあなたの自由です。 ただし、自分のお金を稼ぐ実力=給料がどれだけか客観視しておきましょう。

お金は借りない

今の日本で、銀行や他人からお金を借りては絶対にいけません。 お金が必要なら、爺婆両親の脛を思っきり噛じりましょう。 爺婆は年金生活で潤ってます、 その年金を払っているのはあなた方若い人ですから、 噛じられる爺婆も嬉しいですから、 爺婆を噛じってOKです。 爺婆両親にお金を恵んで貰えないないなら、贅沢は諦めましょう。 爺婆両親兄弟もなく、財産もないなら、市役所に相談して生活保護を受けましょう。

家は買わない

爺婆両親の家に住みましょう。 もし収入が沢山あるなら、借家にしましょう。 現金で家を買える程あなたがお金持ちならなら買いましょう。 人口減少している日本では家は余ってきます。 つまり家の値段はどんどん安くなります。 買う必要はありません。

お金は自力で増やそう

お金の増やし方は、まず第一に勤労です。 若い元気な内にしっかりと働きましょう。

お金の増やし方の第二は、貯金です。 まず、年収分を貯金してください。

でも銀行に預けても利子がつきません。 だから手に職がある人で、年収分の預金がある人は、 当面の生活に余裕があるから半分だけ投資をしましょう。

投資で一番は株式です。ただし、日本の株式とはかぎりません。 投資の仕方は学校では教わりません。 投資の仕方は、証券会社のセミナーで聞いて納得しているようでは、はっきり言って勉強不足です。 投資でゼロから大金持ちになった大富豪、ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツの真似をしてください。 ビル・ゲイツは最初はマイクロソフトを起業して富豪になりましたが、 ここ10年は投資で世界一の大富豪をキープしています。

ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツの投資の仕方は、 「不況になって株価が下がりきったら、優良企業の株式を買う」というだけです。 買った株式は、値段が上がるだけなのでそのまま保持します。 もし、その企業の先行きが怪しくなりそうだったら、株式を売却します。

食べ過ぎず運動する

健康を維持するには、食べることと運動に少しだけ気を使います。

第一に食べ過ぎないこと。 特に、揚げ物の量は減らしましょう。 新鮮な物を食べましょう。 肉や牛乳を少なくして、米、豆類、野菜を増やします。 肉は、脂身や霜降りを避けて赤身にしましょう。

食べたら適度に運動しましょう。 簡単なことは、歩くこと、なるべく多く速く歩くことです。 また、ダンスや歌を唄う、楽器を演奏するも集中すると運動になります。 仕事で頭を一杯使うことも、カロリーを消費します。

友達を選ぶ

自分が幸せになれる友達だけと付き合いましょう。 幸せにしてもらえたら、感謝を忘れずに言って伝えましょう。 また、あなたにも友達を幸せにしてあげるという気持ちがないと、相手に見すかされますよ。

好きでもない友達は、実は友達ではありません。 友達が多いことは褒められたことではありません。 少ない友達を大切にしてください。 また、孤独に耐える精神力も大切です。 困ったときは、爺婆両親兄弟を活用して下さい。

危険な人には、近づかないこと、逃げることが肝心です。 万一危険な人に絡まれたら、嵐が過ぎ去るまでじっと耐えるしかありません。

金を使わない趣味を楽しむ

あなたと家族の最低限の生活を壊さない程度に、趣味を楽しんでください。 安く上げる趣味は沢山あります。 自分の財力に合ったことをすればそれでいいのです。

歌や楽器の嗜み、ダンスなど身体一つでできるものはたくさんあります。 友達と楽しむ、家族と楽しむ、楽しみ方はいろいろあります。

借金でなく自分で稼いだ財産があれば、どしどし贅沢三昧してください。 世の中のためになりますから。

避妊は必ずする

避妊はしっかりしましょう。 無責任に子供を作ってはいけません。 親としての責任は、あなたが死んでも永久につきまといます。

子供は褒めて育てる

子供を産もうと決心するには、育て切るだけの覚悟が必要です。 たとえ、どんなに財産があっても、時間がないなら子供を産んではいけません。

夫婦で子供を育てるなら、片方に子育てをお任せして、 片方がお金を稼ぐという役割分担が、庶民にとって効率的です。 ただし、一人の収入で三人、四人が生活するので、質素倹約の生活となります。 それが我慢できないなら、子供を産む前に少し考えて協力者を探してください。

父親が食べ物を集めてきて、 母親が自分で自分の子供を育てるということは、 たとえ質素倹約でも、 人間という生き物として最高に贅沢な生き方です。 この生活をするためには、夫婦がともに納得できていないといけません。

夫婦二人で仕事を持ちながら、子育てを手抜きする方法を考えるなら、 できるだけ、爺婆両親を活用して下さい。 昔ながらの大家族の生き方です。 これも幸せな生き方の例です。

子供を褒めて育てる、これが最上の方法です。 でも難しい、小言をいったり、叱ったりばかりになりがちです。 だから、まず努力した気持ちを褒める、努力の行為を認める、そして成果・結果を褒める。 もし叱ったら、必ず抱きしめて、スキンシップが言葉以上に効くこともあります。

小中学校の再復習

あなたの子供を賢くして、しかも塾と予備校の学費を削りたいなら、 あなた自身が、子供の成長に合わせて小中学校の再復習をしてください。 勉強だけでなく、スポーツや音楽も同じです。

あなたは、子供の前で教科書を上手に朗読して子供に聞かせてあげなさい。 あなたは、子供の前で教科書を暗記して見せてあげなさい。 実際に親ができることを見て、子供は自分もできると確信します。 あなたができれば、子供もできるのです。

もし、小中学校の問題でわからないところがあったら、 夫婦や職場、爺婆両親を活用して教わって下さい。 あなたは、昔できなかったところが、できるようになって、 頭が良くなります、だから仕事での成果も上がります。

若者党に投票せよ

選挙に行って投票することは、あなたの支払う税金の使い道を指定することです。 税金を取られるだけでいいなら、選挙に行く必要はありません。 とられた税金を取り返したいなら、あるいは助けたい人に配りたいなら、 選挙に行くことです。 若者党と名乗る党はまだありませんが、 なるべく自分と「心の年齢」が近い人を選びましょう。

道徳を比べて知る

世の中には、色々な考え方があります。 とれが正解でどが間違いと言い切れないことがよくあります。 ここに書いてある話も、受け取る人それぞれで感じ方も違うし、 これは間違いと指摘されることも当然あります。

だから道徳を比べて知る学問をお勧めします。 それぞれの意見に長所と短所があることが、 比べることではっきりとしてきます。

私が、仏陀の教えの真髄を簡単に表にまとめたものは、これです。

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(更新日: 2017年03月23日)
幸せ研究室